日本株式会社が「エクソダス」

電力不足で三行半、M&Aを隠れミノに海外へ。デンソーの下請けも外部資本を入れ“親離れ”。

2011年8月号 BUSINESS

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日本企業の「エクソダス」(脱出)が始まった。すでに音もなく海外へ去りだしたのだが、菅直人首相が“チャブ台返し”で全国の原発へのストレステスト(耐性検査)実施を打ち出すと、その滔々たる流れは押しとどめようもなくなっている。佐賀の玄海原発を突破口に、浜岡原発以外の全原発の再稼働をめざした「安全宣言」が、疑心暗鬼に凝り固まった首相に否定された海江田万里経済産業相を国会で絶句させた。時期がきたら辞めると答弁した7月7日は、同省にとってまさに最悪の悪夢の一日だった。松永和夫次官ら省幹部が茫然自失に陥ったのは、折も折、資源エネルギー庁の木村雅昭前次長(6月22日付で官房付に異動)が妻名義の口座でインサイダー取引を行った疑いで証券取引等監視委員会の強制捜査を受けたと報じられた時だ。さらに、九州電力が玄海原発の住民説明会に再稼働賛成メールを送るよう社員らを動 ………

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