2011年8月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
人の世の「高齢化」と歩調を合わせるように、ペットも急速な「高齢化」が進んでおり、ここ数年、病気を患い、寿命を迎える犬猫が急増している。国内で飼われている犬猫の数は、ペットフード協会によると犬は1186万1千匹、猫は961万2千匹。特に犬は今世紀に入ってチワワやプードルなどの小型犬がブームとなり数が急増した。同協会の調査によると犬の平均寿命は13.9歳、猫は14.4歳。多くの犬猫が飼い主とともに高齢化し、「老犬期」「老猫期」を迎えた結果、獣医にかかる件数が増加。動物病院が繁盛し、病院数も05年の約9500軒から09年には1万軒を超えた。犬猫の高齢化とともに病院費用の負担が増大し、ペット保険に対するニーズも高まっている。ペット保険最大手のアニコム損保の09年3月末の契約件数は約24万件だったが、この5月末に35万件に達した。そのうえ、近年、ペットの死体処理を行わない役所や保 ………
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