デジタル新聞で購読者10万人を狙うが、果たして一般紙のコンテンツにニーズはあるの?
2011年8月号 BUSINESS
朝日新聞がいよいよ有料の電子版「朝日新聞デジタル」を創刊した。昨年、一足先に日本経済新聞がスタートさせているが、一般紙としての本格的な電子版は朝日が初めて。従来の新聞の販売・広告収入減少に悩む新聞界の「救世主」となるのか、熱い視線を浴びている。有料化される8月1日から1年程度で10万部の獲得を目指すが、7月上旬の段階では無料トライアル中ということもあってか申し込みは2万8千部弱とまずまずの滑り出し。新聞社の生き残りを賭け、インターネット上のニュース・情報はタダという「常識」への挑戦に乗り出した。
5月18日にスタートして3日目で購読申し込みは早くも1万部を突破、さらに11日目には2万部を超えた。しかし、販売店の動きが鈍いことも手伝って、それ以降はやや伸び悩み傾向にある。部数以上に注目されるのは、紙の新聞(朝夕刊セットで月額3925円、朝刊のみで同3007円) ………
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