「外圧」をテコに生保利権の蓋をこじあけた金融庁

2011年8月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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銀行界と生保業界が鋭く対立していた「保険の銀行窓販」見直し論議が規制の一部緩和で決着した。来春から融資している中小企業の従業員に限り一時払いの終身・養老保険などを銀行の店頭で販売できるようになる。銀行窓販は07年に全面解禁されたが、「全面」とは名ばかり。生保業界は、融資先かつ従業員50人以下の中小企業の経営者や従業員には、銀行が保険商品の大半を販売できない規制を金融庁に設けさせていた。この規制は、仮に来店客が契約を望んでも、銀行は保険商品を売れないという不条理なものだった。銀行が優越的な地位を利用して融資先に保険商品を押し付ける「圧力販売」を抑制する、が建前で、実際は生保のセールスレディの縄張りである中小・零細企業のマーケットに銀行を近づけさせない障壁だった。5月末に金融庁が実施した公開ヒアリングで、在日米国商工会議所と欧州ビジネス協会が「 ………

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