「大みずほリース」が頓挫大手商社主導の再編へ

2011年7月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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伊藤忠商事は5月、持ち分法適用対象会社、東京センチュリーリースの株式を追加取得した。出資比率は従来の20%から25%に上昇。今後、さらに引き上げる意向で「伊藤忠が社長を派遣し、支配力を強化する」(金融筋)とみられる。リース業界は国内市場がすでに飽和し、各社はアジア進出を図っており、海外展開力を持つ大手商社に身を委ねる動きが加速しそうだ。業界4位の東京センチュリーリースは09年、センチュリー・リーシング・システムと東京リースの合併によって誕生した。センチュリーは元々、伊藤忠や朝日生命保険、日本生命保険と、旧第一銀行(現みずほフィナンシャルグループ)が出資母体。一方の東京リースは旧日本勧業銀行(現みずほFG)が母体であるため、みずほFG主導での事業拡大が見込まれていた。このほか、みずほFGが影響力を持つリース会社には、旧富士銀行系の芙蓉総合リースと旧日本 ………

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