あのヤマト運輸の御曹司が米現地法人の社長に

2011年7月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

ヤマト運輸を傘下に持つヤマトホールディングス(HD)は6月2日、同社社長付の小倉康嗣氏が、米国ヤマト運輸社長に就任したと発表した。小倉氏は、宅急便の創始者である故・小倉昌男氏の長男。慶応大を卒業し、大日本印刷に勤めた後、ヤマトに入社した。持ち株会社体制下で大黒柱のヤマト運輸社長を務めたが実績を残せなかったため、06年にはグループの実力者である有富慶二・ヤマトHD会長(当時)により、HD専務に棚上げされた。代わってヤマト運輸社長を任された木川眞氏は、みずほコーポレート銀行出身。大過なく重責を果たし、この4月にヤマトHD社長に栄進した。とはいえ、決して順風ではなかった。当初は創業一族に代えて銀行出身者をトップに迎えることにプロパー幹部が猛反発。怪文書が飛び交う泥沼の人事抗争が勃発し、清新なクロネコヤマトのイメージに傷がついた。嫌気がさした小倉氏は07年8月 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。