「ビンラーディンの次」恐れ金正日が訪中

面子を潰されたパキスタンが中国に急接近。尻馬に乗って“将軍様”が、米軍の奇襲を防ぐ最新兵器をおねだり。

2011年7月号 GLOBAL

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5月20日早朝、北朝鮮の金正日(キムジヨンイル)総書記を乗せた特別列車が、中朝国境を越え吉林省図們(トウメン)市に入った。列車はそのまま北上を続け、黒竜江省南東部の牡丹江市に到着。翌朝にハルビン経由で長春に立ち寄った後、予期せぬ方角に走り始めた。北京を素通りして一気に2千キロも南下し、江沢民(チヤンツーミン)前国家主席の出身地である江蘇省揚州市に向かったのだ。特別列車は22日夜に揚州に到着。翌23日、金正日は名勝地の痩西湖で船遊びを楽しみ、市内の太陽電池メーカーやスーパーマーケットを視察した。一行は24日に40台余りの車に分乗して南京に移動し、通信機器メーカーなどを視察。午後には再び列車に搭乗して北京に向かい、25日午後から胡錦涛(フーチンタオ)国家主席(兼中国共産党総書記)ら中国首脳と会談した。金正日の特別列車は26日午後に北京を離れ、27日午前に遼寧 ………

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