百鬼夜行の「馬毛島」争奪合戦

馬毛島オーナーの脱税事件で「投げ売り」必至。防衛省が地元首長に根回しを開始した。

2011年7月号 DEEP

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「馬毛島(まげしま)」をご存じだろうか? 鉄砲伝来の地、鹿児島県種子島の西方約15キロの東シナ海に浮かぶ、周囲12キロ、面積8.2平方キロの無人島だ。1980年代前半には「平和相互銀行事件」の舞台となり、最近は沖縄・宜野湾市にある米軍普天間飛行場の移設候補地として名前が挙がっている。島のほぼすべてを所有する「馬毛島開発」は、東京の砕石販売会社「立石建設工業」のグループ会社。その立石建設工業は脱税の罪で有罪判決を受けたが、発端は馬毛島をめぐる政府(防衛省)との確執だった。立石勲会長自ら「政府に仕返しされた」と語る、馬毛島をめぐる水面下の動きを明らかにする。

立石会長に政府が仕返し?

馬毛島開発が旧平和相互銀行によって設立されたのは74年10月のこと。相前後して馬毛島は国の石油備蓄基地の候補地として名前が挙がり、馬毛島開発は土地の買収を進めた。しかし、備蓄基地の移転先は鹿児島県の ………

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