共同通信の前福島支局長はスケープゴートか

2011年7月号 連載 [メディアの急所]

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「勝手に逃げたと一部幹部が吹聴して回ったのは、デマであり名誉毀損です」。共同通信の前福島支局長が周囲に送ったメールが波紋を呼んでいる。前支局長は3月22日に更迭。東京の校閲部に左遷され、5月10日には懲戒処分を受けた。社内では「原発事故の直後、臆病風に吹かれて職場放棄したのが理由」と受け止められていたが、同メールでは「避難は編集局長の指示だった」と言明している。同社記者によると、福島第一原発の1号機が3月12日午後に水素爆発する1時間ほど前、東京の編集局からメールで「炉心溶融の恐れが出ています。すべての記者は福島県外に避難」と緊急指令が出されており、件の前支局長も、東北全体を管轄する仙台支社より電話で退避命令を受け、支局員の避難を確認したうえで山形支局へいったん退避した。退避指令はその後解除され、夜には支局に戻ったという。当時は他の全国紙の福島支 ………

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