スカスカ画面で勝負!?電子版「朝日新聞」の評判

2011年7月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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朝日新聞が5月18日に創刊した有料電子版「朝日新聞デジタル」にアクセスした読者が一様に驚くのは、画面がスカスカに空いていることだ。朝日はこれを「面スタイル」と称している。紙の新聞と同様に個々のニュースの価値を判断し、見出しとリード(前文)のサワリだけを長方形の枠の中に収容する。大きなニュースほどその枠が大きくなる仕組みだ。余白もたっぷり取って、ゆったりとした画面構成だ。朝日の既存の無料ネットサイト「asahi.com」(これも並行して存続している)や、昨年春にスタートした「日経電子版」のように見出しを時系列で大量に列挙し、読者に選択させるスタイルとは大きく異なる。情報量の多さを求める読者にはいかにも物足りないが、逆に世の中の重要な出来事を大づかみに知りたい読者には親切なメディアと言える。しかも、画面操作は軽く、サクサク読める。日経電子版が「あれもで ………

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