グループ新総帥、佐藤の使命は、銀行一体化と同時に証券部門を統合、外部と組むことにある。魚心に水心か。
2011年7月号 COVER STORY [メガ証券再編の烽火]
大震災直後のシステム障害で営業基盤が揺らぎ、西堀利みずほ銀行頭取が辞任に追い込まれたみずほフィナンシャルグループ(FG)は、今号刊行直後の6月21日、東京国際フォーラムで株主総会を開く。そこでこの記事について株主から質問が出たら、否定せざるをえないだろう。途中経過だから無理もないが、それでも本誌が報じるのは、そこに必然性と確証があるからだ。FG社長を兼務する佐藤康博みずほコーポレート銀行(CB)頭取のもとで、みずほグループは傘下のみずほ銀行(BK)とCBの銀行部門を統合するとともに、解体するCBとみずほインベスターズ証券(旧勧角証券、旧第一勧業銀行系)とみずほ証券(旧日本興業銀行系)を合わせて証券部門統合を進めていく。新聞などは前者の「ワンバンク」に目を奪われて、後者の「ワン証券」に目が届いていない。佐藤新社長は出身母体であるCB(旧興銀)の解体に大ナ ………
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