「沈没するシャープ」は藁をもつかむ

日立、東芝、ソニーの「日の丸連合構想」から爪弾き。残された道は、元気な台湾メーカーと一緒になることか。

2011年6月号 BUSINESS [ 「二頭政治」の崖っ縁]

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ゴールデンウイーク明けまで、シャープは大阪府堺市と三重県亀山市にある大型液晶パネル工場の操業を約1カ月停止した。東日本大震災でエッチングガスと呼ばれる工業用ガスの供給が受けられなくなったからだという。堺工場は40型換算で月産130万台、亀山工場は32型換算で同180万台の生産能力を持つ。同社の年間販売台数は約2千万台だから、ざっと15%分の生産が先送りになる計算。すわ家電量販店の店頭に「アクオス」が並ばない事態が生じると思いきや、「その心配はない」(シャープ幹部)という。何のことはない。大震災にかこつけて在庫調整を図る目論見だった。

堺、亀山両工場停止の内情

シャープは昨年7月、年末商戦に向けて二つの大型液晶パネル工場をフル生産態勢にしたが、年明け以降の需要が落ちるとみて、秋口からは1~2割減産した。ところが予想以上に引き合いが弱く、過剰在庫に陥った。そこへ大地震が発生。この機 ………

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