中国「有毒食品の恨み」を口封じ

添加物漬け豚肉や染色饅頭と、相次ぐ食品スキャンダル。政府は言論統制で締め付ける。

2011年6月号 GLOBAL

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5月2日、国際テロ組織アルカイダの最高指導者オサマ・ビンラーディンが米海軍の特殊部隊による急襲作戦で殺害された。この大ニュースは中国にも直ちに伝わった。言論の自由がない中国では、人々はしばしば海外の時事問題にかこつけ、国内問題への不満を表現する。今回も例外ではなかった。ビンラーディン殺害に関するBBS(電子掲示板)やミニブログの書き込みのなかに、次のようなジョークが出現してたちまち全国に広がったのだ。「ビンラーディンは質素なやつだ。隠れ家の豪邸の価値は100万ドル(約8200万円)だってさ。北京の中心部ならありふれたマンションも買えやしない」「ビンラーディンを殺したのは米軍じゃない。中国産の牛乳を飲んで中毒死したのさ」これらのジョークが、中国の民衆が不満を抱く二大問題――不動産高騰と食品安全を皮肉っていることは言うまでもない。このうち不動産高騰につい ………

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