丹羽・駐中国大使が辞意

民主党にはハシゴを外され、外務“宦”僚は面従腹背。秘策の震災復興も仙谷に持ちかけたが、空振りで遂に…。

2011年6月号 POLITICS [大物財界人、北京の挫折]

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民間から中国大使に抜擢された丹羽宇一郎が、着任1年を待たずに辞意を漏らした。国益がぶつかりあう難しい日中関係に、外交の素人が対応できるのか――丹羽の抜擢には当初から危惧の声も聞かれたが、ここまで早く辞意を漏らすとは丹羽本人も予想していなかったことだろう。“中国最強商社”を自称する伊藤忠の中興の祖にして、中国通の大物財界人はなぜ辞意を漏らすに至ったのか。無責任な政治主導が看板の民主党政権と外務官僚に翻弄され続け、誤算と屈辱にまみれた日々を振り返りたい。「全面衝突するかどうかではなく、それがいつなのかに焦点は移っています。北京の日本人社会が固唾を呑んで見守っているんですよ」鉦や太鼓の鳴り物入りで北京に赴任した丹羽が大使館内で対立を深めている、と日本大使館に近い筋が顔を曇らせて漏らしたのは昨年秋のことだった。ことの発端は丹羽が打ち出した「大使館合 ………

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