艾未未逮捕は共産党の「左傾化」シグナル

江沢民の健康悪化で中国の権力闘争に拍車。文革ソングの学習や「異見人士」の弾圧強化に民衆の不満鬱積。

2011年6月号 GLOBAL

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中国政府と異なる意見を持ち、公の場でも臆さず発言する「異見人士」への弾圧が強まっている。4月3日、著名芸術家の艾未未(アイウエイウエイ)が北京空港で当局に拘束された。1957年生まれの艾未未は現代中国を代表する詩人の一人である艾青(アイチン)の息子で、80年代からニューヨークを拠点に芸術活動を開始。93年に帰国して現代アート、建築、ドキュメンタリー映画などの分野で多才ぶりを発揮し、2008年の北京オリンピックのメーンスタジアムとなった「鳥の巣」の設計に芸術顧問として参画した。だが、07年に「オリンピックを共産党の宣伝に利用している」などと発言した頃から異見人士として注目を集め、政権批判を強めていた。粉ミルクに化学物質メラミンが混入し多数の乳幼児が腎臓結石を発症した「毒ミルク事件」や、四川大地震で手抜き工事の校舎が倒壊して多くの児童が犠牲になった問題では ………

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