米パ不信で中東「負の連鎖」

結局、オバマもブッシュと同じ単独行動。「匿まい」疑惑がこじれ、アフガン・中東戦略全体の歯車が狂った。

2011年6月号 GLOBAL [ビンラーディン抹殺後]

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あの忌まわしい9.11テロから10年近い時を経て、米国は遂に悲願の「ビンラーディンの首」をとった。米国時間の5月1日、バラク・オバマ大統領がホワイトハウスで緊急会見を開き、「国際テロ組織アル・カイダの指導者オサマ・ビンラーディンを殺害した」と発表すると、全米は歓呼に包まれた。星条旗を掲げて街頭に繰り出し、喜びを全身で表現する米国民の姿がテレビに映し出された。4日に発表されたニューヨーク・タイムズ紙とCBSテレビの世論調査では、ビンラーディンの殺害を受け、オバマ大統領の支持率は57%と、4月の前回調査から11ポイントも上昇したと報じられた。政権発足以来、ブッシュ前政権に対する批判から、対話と国際協調による新たな中東戦略、アフガン・パキスタン戦略を進めてきたオバマ政権が、再選を前にして前政権顔負けの単独行動主義(ユニラテラリズム)的暗殺作戦で支持率を回復さ ………

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