東電債「デフォルト」リスクに蓋する政府

2011年6月号 BUSINESS

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東日本大震災で炉心溶融を起こした福島第一原発ショックは、発行残高5兆円と日本企業でもっとも発行額の大きい東京電力社債を直撃し、東電株の急落とともに評価損が11年3月末決算に反映しかねない保有金融機関が軒並み肝を冷やした。その安定性から「貯金箱」と言われた東電社債(円建て)の格付けは、震災前はムーディーズ・ジャパンが上から三番目のAa2、S&Pが四番目のAAマイナスだった。それが1~4号炉の廃炉が確実なうえ、放射性物質の汚染で賠償費用がいくらに膨らむか不明とあって、「東電債のデフォルト(債務不履行)リスク」が浮上。わずか2週間余で前者は5段階下げてBaa1、後者は4段階下げてBBBプラスというジャンク債並みのつるべ落としとなった。これに伴って東電債の流通価格も急落(利回りは上昇)、国債の利回りと比較したスプレッド(上乗せ金利)は、4月半ばに平均(残存期間7~10年 ………

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