富士フイルムが製薬業界に「M&A旋風」

医薬品含むヘルスケア事業で1兆円をめざすと大風呂敷。新薬でもジェネリックでもどんどん食いつく。

2011年6月号 BUSINESS

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異業種から医薬品産業になぐり込みをかける富士フイルムホールディングスが、今年2月、米メルクのバイオ医薬品開発企業2社の買収に成功した。2008年3月に富山化学工業を連結子会社化、09年11月にはジェネリック医薬品事業会社の富士フイルムファーマを設立するなど医薬品事業へのM&Aを続けている同社の10年後の目標は、医薬品を含むヘルスケアの事業規模1兆円(11年3月期2677億円)の達成だ。それには思い切った大型投資が不可欠であり、同社が次の国内医薬品産業再編における台風の目になりそうだ。

「ジェネリック」にも参入

富士フイルムがフィルム事業で培ってきた化学合成技術や化学品の解析・評価技術、ナノレベルの微粒子のコントロール技術、コラーゲン技術などをベースに、医薬品関連事業に乗り出したのは1990年代のこと。05年以降は医薬品向けの材料開発など、本格的な取り組みを見せていた。同社のナノ技術は、07年 ………

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