プーチン「千載一遇」と日本にガス売り込み

震災後にサハリンでいち早く支援表明。LNGのボトルネックには、欧州と「三角トレード」のクセ球構想も。

2011年5月号 BUSINESS

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昨年11月のロシアのドミートリー・メドベージェフ大統領の国後島訪問以来、悪化の一途をたどっていた日ロ関係が、今回の東日本大震災と福島第一原発事故によって一つの転機を迎えるかもしれない。2012年3月のロシア大統領選挙を1年後に控え、大統領との政策上の違いが表面化してきたウラジーミル・プーチン首相が、日ロ関係の表舞台に登場してきたからだ。大震災発生の翌3月12日、同首相はエネルギー分野を統括するイゴール・セチン副首相、国営原子力会社ロスアトム(旧ロシア連邦原子力庁)のセルゲイ・キリエンコ総裁らを首相府に呼び、緊急協議を行った。また同様の会議を3月15日にモスクワで開き、19日にはプーチン首相のサハリン訪問に合わせて、ユジノサハリンスクでも実施している。これら一連の会議の中で、プーチン首相が強調したのは次のポイントである。・過去から引き継いだ問題(北方領土 ………

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