サルコジ「変節」のリビア介入

3年前にエリゼ宮で歓待したのに、反カダフィに走ったのは、不人気挽回と天然資源利権が動機。

2011年5月号 GLOBAL

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つい昨日のことのようだ。フランス大統領のニコラ・サルコジが、リビアの最高指導者ムアマル・カダフィをエリゼ宮(大統領府)に迎え入れ、会見したのは2007年12月のこと。三十数年ぶりのフランス訪問だった。5日間の滞在用にエリゼ宮の庭園に暖房付きのベドウィン用テントの設営を許すほどの歓待ぶりで、大喜びしたカダフィはパリの街を気取って練り歩いた。彼を乗せた白いリムジンに従う何台もの護衛の車が延々長蛇の列となり、パリの交通を一時麻痺させたほどだ。それから3年数カ月。サルコジはどのような結末が待ち受けているかも構わず、なぜリビアへの軍事介入を急いだのか。カダフィはテロ加担と人権侵害で長年批判されてきただけに、フランス訪問を許したサルコジも07年には厳しい非難を浴びた。それでも、①カダフィはすでにテロ支援と不法武器開発を放棄している、②リビアが関与した1988年のパ ………

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