「ワンコイン」戦略で読売が子ども市場に殴り込み

2011年5月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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読売新聞社が3月3日、「読売KODOMO新聞」を創刊した。首都圏の1都6県でスタートしたが、4月7日からは近畿2府4県と静岡県に拡大。5月5日には北海道、東北、東海、中国、四国、九州なども販売エリアに加え、全国展開する。先行する「毎日小学生新聞」や「朝日小学生新聞」との最大の違いは週刊(木曜発行)で全カラー16ページで月500円という求めやすさ。毎小は平日8ページ、土日12ページで月1430円、朝小は毎日8ページで月1720円だけに、読売の「ワンコイン」戦略は手ごわい。内容でも毎小、朝小は社内記事が中心なのに対し、読売は外部資源の活用が顕著だ。目玉は「小学一年生」「小学二年生」など学年別学習誌の発行で実績のある小学館に5ページの編集を委託したこと。小学館は「五年生」「六年生」を休刊中で、その編集スタッフを活用する。さらに小学生向けの老舗学習塾「四谷大塚」が協力する学習ペ ………

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