欧州で羽ばたく日産が狙うロシア

欧州でアジア№1ブランドの目論見。ロシア最大手の自動車メーカーの筆頭株主に躍り出る。

2011年5月号 BUSINESS

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2010年の欧州市場における自動車販売台数は前年比5%減の約1379万台で、日本メーカーのシェアは1.8ポイント減少の12.7%だった。円高・ユーロ安で欧州への輸出採算も悪化。欧州でのトヨタ自動車の販売台数が初めて韓国の現代自動車に抜かれたことが、日本勢の苦戦を示している。一方、欧州メーカーはユーロ安を背景に収益力を高め、独フォルクスワーゲン(VW)の10年12月期の連結決算は、売上高が前年比21%増の約1269億ユーロ(約15兆6千億円)、純利益は7倍の約68億ユーロ(約8300億円)と過去最高を記録した。新興国や米国での販売も伸び、全世界でのVWの新車販売は14%増(約720万台)。いずれも過去最高となった。日本勢で一人気を吐くのが日産自動車だ。同社の欧州事業は、ビジネススクールの「お手本」となるようなマーケティング戦略を採り入れ、したたかなゴーン経営が垣間見える。

「キャシュカイ」が大成功

日本メー ………

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