「伊藤忠の信長」岡藤社長が強権人事

「血の水曜日」と名付けられた役員人事を断行。丹羽前会長の側近までバッサリ。大阪商人の面目躍如。

2011年4月号 BUSINESS

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大手商社が相次いで発表した4月1日以降の新体制人事──。業界の話題を浚ったのは伊藤忠商事だった。44人を数える執行役員の4分の1以上(12人)のクビが飛んだためだ。発表日となった2月2日が水曜日だったため、伊藤忠社内で「血の水曜日」と名付けられた役員人事を断行したのは、社長の岡藤正広にほかならない。その異色さは「入道」と呼ばれる風貌ばかりではない。「役員人事で見せた強権はタダモノじゃない」とライバル商社の役員は言う。「血の水曜日」で最も注目されたのは、伊藤忠の常務執行役員で、同社の米国法人、伊藤忠インターナショナルCEOである鈴木善久の退任だ。鈴木は、昨年の社長交代の際に後継候補に名前が挙がった人物。前会長の丹羽宇一郎の覚えがめでたく、社長の座を射止めた岡藤より、入社年次は5年若いため、「ポスト岡藤」の有力候補と見られていた。岡藤は、その鈴木をバッサリ ………

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