河村名古屋市長が「ずっこけ財源構想」

2011年4月号 連載 [LOCAL EYE]

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地域政党「減税日本」のリーダーとして中央政界でも注目を集める河村たかし・名古屋市長。2月6日には出直し市長選、愛知県知事選、市議会解散請求の「トリプル選挙」で圧勝。約2週間後の21日に、昨年Jリーグ優勝を果たした名古屋グランパスのクラブ後援会で「サッカー専用のスタジアムを名古屋に造りたい。(市中心部の)鶴舞公園でも造れる」とぶち上げた。だが、その財源構想を聞いて聴衆はずっこけた。河村市長の一枚看板は市民税の10%減税だが、その金額はトータルで600億円にのぼるとみられる。「600億円の一部を市民がグランパスに寄付すれば、建設費は集まる」と言うのだ。「寄付を前提に政策を考えるなら、そもそも減税しなくていいではないか」と考えるのが常識というものだろう。だが、河村市長はあながち冗談で言ったわけでもないようだ。実は、再選を果たして以来、河村市長は名古屋に本社 ………

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