「根こそぎ日本」に電力再編論

グローバル化の津波に「新・日本株式会社」が立ち上がる。新日鉄・住金が合併するなら電力、石油、化学も。

2011年4月号 COVER STORY [企業大選別の序章]

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3月11日に東日本を襲ったマグニチュード9.0の巨大地震は、日本に深いトラウマ(心的外傷)を残した。津波の破壊力と一面の瓦礫と泥濘、炉心溶融で吹っ飛ぶ原子炉の建屋、停電や渋滞などで機能マヒした首都……超現実的だが、どこかで見た光景だ。押し寄せるグローバル化の津波になす術もなかった「失われた20年」。日本経済はすでにこの「根こそぎ」を体験し、それが現実の光景になった。被災地の住民のみならず、企業も「いかに生き延びるか」に解答を出さなければならない。いま思えば、あれは序章だった。2月3日、新日本製鉄と住友金属工業が12年10月の経営統合をめざすと発表した。粗鋼生産量世界6位の新日鉄、同じく世界23位の住金。両社の合併によって単純合算で粗鋼生産量4700万トン、売上高は5.
5兆円となり、中国の宝鋼集団を追いぬいてアルセロール・ミタル(ルクセンブルク)に次ぐ世界2位の製 ………

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