なぜか爆発、岡本「TARO人気」

生誕百年に若者に広がる「変なおじさん」ブーム。東京国立近代美術館では画期的な回顧展。

2011年4月号 LIFE

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「太陽の塔」の芸術家、岡本太郎の生誕百年を迎えたこの春、大規模な回顧展に雑誌や書籍などの出版、テレビ番組の特集やドラマ化など、関連企画があふれている。この人物が活躍した時代を直接知らない若者たちには「芸術は爆発だ」という言葉で伝統や権威と対決し、常識を打ち破ろうと繰り広げた天衣無縫のパフォーマンスが力強く新鮮に映るようだ。没後15年、先の見えない閉塞感ばかりが強まる時代にあって、奔放な生命力を発散するTAROの作品と自由で媚びないその生き方は鮮やかであり、眩しくもある。生誕百年の誕生日に当たる2月26日、東京・六本木ヒルズで行われた「TARO100祭」。「太陽の塔」を象った巨大なバースデーケーキの前で鼓童や田島貴男、Salle Gaveau(サルガヴォ)らとともに出演したOKAMOTO’Sは、4人のメンバー全員がオカモト姓を名乗る岡本太郎のリスペクトバンドで若者に広がるTARO ………

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