2011年4月号 BUSINESS
2月21日付「日本経済新聞」朝刊の別刷特集「2011年大学生就職希望企業ランキング」でメディア企業の人気はガタ落ちだ。東京海上日動火災が3年連続で首位となり、日本生命、三菱東京UFJ銀行など大手金融機関が上位を占める学生の「超安定志向」にあっては、マスコミは過去の花形業種でしかない。特にメディア界の盟主として、長らく全産業ランキングでも「ベスト10」の常連だった朝日新聞の凋落には目を覆うばかりだ。10年の48位から11年は91位と、何と43ランクも後退。メディア内のランキングでも3位から5位に転落した。新聞部数、広告収入の減少が報じられ、10年3月期まで2年連続の赤字、希望退職募集など後ろ向きの話題が続く現状に学生も嫌気がさしたのだろう。朝日のライバル、読売新聞も98位から116位へと18ランクダウン。就職人気の「幕内」とも言うべき「トップ100」から「十両」に滑り落ちた格 ………
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