後見人の仙谷が「前原ビジョン」作りを開始。菅と小沢が共倒れした後、颯爽と登場する。
2011年3月号 POLITICS
共同通信の世論調査(2月11日、12日実施)で、菅内閣の支持率が20%を割り込み、過去最低の19・9%になった。「早晩、命運尽きる」との見方が広がり、永田町の関心は「ポスト菅」に移っている。首相周辺からは「追い込まれたら総選挙で勝負」という強がりも聞こえるが、今、解散したら民主党は惨敗、政権を失うのは目に見えている。「不人気な菅さんには早々にお引き取り願って、『選挙管理内閣』となる新政権では前原(誠司外相)を担ぎ、総選挙に打って出るほかない」(民主党中堅議員)。「小沢問題」で分裂模様の民主党が出す「最後の切り札」は前原。それが民主党議員のホンネだ。前原グループは約50議員。自民党の派閥にならい、毎週木曜日にカレーを食べながら例会を開く。1月27日の会合では「もう解散の時期だ。常在戦場で臨もう」と、前原自ら気合いを入れた。2月3日の節分には「地元の神社の ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。