トヨタが恐れる「現代自動車」

品質・性能はトヨタに負けない。中国での販売台数3位、米国でも日産に肉薄する飛躍的成長力の秘密とは。

2011年3月号 BUSINESS [米国市場でも追い上げ急]

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韓国の現代自動車が北米や新興国での販売台数を増やし、驚異的な躍進を続けている。子会社の起亜自動車を含めた2011年のグローバル販売計画台数は前年比10%増の約633万台。トヨタグループの販売計画861万台(3%増)を猛追している。現代がこの計画値を達成すれば、トヨタ自動車、米ゼネラル・モーターズ(GM)、独フォルクスワーゲン(VW)に次ぐ世界4位の座を確保することになる。現代の躍進は、世界の注目を集め、世界各地の市場特性に合わせたマーケティング戦略のうまさや、ウォン安を背景にした競争力向上などが原動力と語られている。しかし、現代の飛躍的成長の真因は、効率的な生産方法の代名詞である「トヨタ生産方式(TPS)」を捨てた点にあることは、ほとんど知られていない。

トヨタ流「カイゼン」を否定

現代の成長戦略は1990年代まで、ものづくり能力でトヨタにキャッチアップすることに主眼が置かれ、「カイゼン ………

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