鹿島建設――「最悪の決算」で人事混迷

「アルジェリア問題」にたたられ、巨額の損失発生。「お家の大事」に鹿島一族の御曹司が社長に栄進か。

2011年2月号 BUSINESS [企業スキャン]

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スーパーゼネコン、鹿島建設の激震が止まらない。2009年の「ドバイ・ショック」に続き、アルジェリア高速道路工事の1千億円規模の未払い問題が深刻化。株式市場で「巨額損失処理」の観測が飛び交い株価は200円台の低迷が続く。羽田空港工事を巡る代金詐取事件や大阪・梅田の高層ビルでの施工ミス隠蔽など不祥事も続出し、中村満義社長(67)の進退が取り沙汰される中で、創業家への21年ぶりの「大政奉還」が実現するかどうかに注目が集まっている。ところが、首脳人事のカギを握る梅田貞夫会長(76)は、出身元の土木部門がアルジェリア問題で深手を負い発言力が低下。社長派、会長派、創業家が三すくみとなり、トップ交代は混迷の様相を呈している。

万策尽きて「前原頼み」?

昨年末、一つの新聞記事がゼネコン業界で話題になった。「高速道路建設のアルジェリア、日本に1千億円超未払い 前原外相が仲介」(12月14日付朝日新 ………

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