「大塚製薬」上場に賭けた三代目

かつての贈賄事件の汚名をそそぐ三代目・大塚明彦会長の勇断。国際化とM&A戦略を加速する。

2011年1月号 BUSINESS [抜け目ない上場作戦]

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売上高1兆円を超える数少ない日本の非上場大手の大塚ホールディングス(大塚HD)が、12月15日に東証1部に上場した。12月6日に決定した公開価格は2100円、公募総数は8千万株になる。引受価額が2003円40銭なので大塚HDが手にする金額は約1600億円。製薬企業の株式上場としては、世界有数の規模である。国内製薬企業の時価総額では武田薬品工業、アステラス製薬、第一三共に次ぐ4位、1兆1700億円あまりに達する。武田など国内製薬企業の多くが、業容拡大に伴い同族企業から上場企業に脱皮したが、大塚だけは非上場の同族経営を続けると見られていた。ところが、その大塚は数年前から株式上場を目論んでいたのである。もちろん上場すれば株主利益を第一に、グループ内の企業・事業の再編や、不採算部門の切り離しなど、厳しい決断を迫られる。オーナー経営ならではの独特の企業文化を持つ大塚にとって苦渋の ………

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