「公安テロ情報」流出事件の戦慄

提報者(協力者)の身を危険に晒す機密文書114件。取り返しのつかない身内の不祥事に、当局は「調査中」を連発。

2011年1月号 DEEP [警察官不満分子の犯行か]

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国際テロ対策担当の警察官が国内に住むムスリムの外国人から聴取した内容や尾行記録、モスクや大使館の監視報告、提報者(協力者)の情報、果ては警視庁捜査員の個人情報まで……。インターネット上に流出した公安情報の文書からは、NHKドラマ『外事警察』(09年11~12月放映)を地で行く様子が窺える。文書は「誰が見てもホンモノ」(警察関係者)で、名前が露見した聴取者や提報者の身に危険が迫っているのに、警察は一向に内部文書だと認めない。その衝撃は、中国漁船衝突のビデオの比ではない。流出した文書は114件。青木五郎・警視庁公安部長の名字や「セクシーアイドルヌード」などのタイトルを付けた圧縮ファイルにまとめられ、10月28日にファイル共有ソフトのウィニーを通じてネット上にアップされた。

警戒対象の「イラン大使館」

警察関係者によると、10月29日夜に民間企業から通報があり、流出を把握した。2004年から10 ………

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