2011年1月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長兼主筆が12月に入って、政界有力者と相次いで会談した。渡辺氏といえば07年秋に、当時の福田康夫首相と小沢一郎民主党代表を結びつけ、大連立構想を進めようとしたフィクサーだけに、政界に激震が走った。12月8日、渡辺氏は自民党本部に突然現れ、谷垣禎一総裁と会談した。その席で「谷垣氏を首相、石原伸晃幹事長を副総理とする、民主、自民両党の連立政権を作る腹案を持ちかけた」(自民党関係者)が、谷垣氏は「内閣支持率が20%台前半に落ち込んだ菅政権と連立するつもりは全くない」と拒否したという。渡辺氏は前日の7日には、鳩山由紀夫前首相と会談。鳩山氏によると、渡辺氏は「大連立は無理だというのはわかっている」と話したという。両者の間で大連立が話題になったことは間違いない。その一方で、渡辺氏に近い、たちあがれ日本の与謝野馨共同代表は11月に ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。