中国は放任「北朝鮮の核開発」

米空母ジョージ・ワシントンの黄海派遣に解放軍は打つ手なし。裏では湖南省の盗掘ウランが流出している。

2011年1月号 GLOBAL [北朝鮮クライシス]

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11月23日に韓国の延坪(ヨンピヨン)島を北朝鮮が砲撃した余燼も消えやらぬ翌24日、アメリカのオバマ政権は11月28日~12月1日に黄海上で米韓合同軍事演習を実施し、横須賀を母港とする原子力空母ジョージ・ワシントンを派遣すると発表した。この知らせに、梁光烈(リヤンクアンリエ)国防相(兼共産党中央軍事委員会委員)を筆頭とする人民解放軍のタカ派は激怒した。我々香港の中国人権民主化運動情報センターが独自に入手した情報によれば、11月25日に天津で開催された地方の党幹部向けの国防教育会議で、梁光烈は「米韓両軍が黄海で演習を行うなら、解放軍は必ず行動を起こす」という強硬な発言をしていた。ジョージ・ワシントンの黄海派遣は、首都北京がその攻撃範囲内に入ることを意味する。艦載機は発進から十数分で北京上空に達し、艦載ミサイルは発射から10分以内に中南海など党中枢部を破壊で ………

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