杉山 大志氏(電力中央研究所社会経済研究所 上席研究員)

「クリーン石炭火力」を「システム輸出」の柱に

2011年1月号 DEEP [インタビュー]

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――エネルギー源として石炭が再評価されていますね。杉山 エネルギーと環境をめぐる不確実性が高まる中、三つのE(Energy Security/Environment/Economy)を踏まえた「原子力」「化石燃料」「再生可能エネルギー」のベストミックスが問われています。原子力は新規立地が難しく、再生可能エネルギーには経済性・供給安定性のネックがある。一方、石炭は資源量が豊富で、可採年数(119年)も石油の2.6倍、天然ガスの1.9倍。さらに地域的偏在が少なく、価格も相対的に安く安定しているという利点があります。――世界の発電電力量の約4割が石炭火力ですね。杉山 日本は原子力30%、LNG
26%、石炭25%という電源構成ですが、世界的には石炭が主流。特にエネルギー消費量が大きい中国79%、インド69%、米国49%と、依存度が高い。再生可能エネルギー先進国のドイツやデンマークでも、約半分が石炭火力です。 ………

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