2011年1月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
みずほフィナンシャルグループ(FG)の塚本隆史社長の中間決算発表(11月12日)での発言が波紋を呼んでいる。塚本氏は「旧3行(日本興業銀、富士銀、第一勧業銀)統合から10年がたち、みずほ世代が4割になった。これまでも適材適所の人事運営を行ってきたが、一層明確化するため、人事ファイルから出身行のデータを抹消した」と、旧行に拘らない人事運用を強調した。中堅・若手行員からは「やっと旧行意識から抜け出し、実力が評価されるようになる」と至って好評だ。ところが、旧3行でポストを分け合ってきた幹部の心境は複雑だ。取締役については、すでに3行のバランスは崩れており、次は執行役員や部長クラスが対象になる可能性があるためだ。ある幹部は「旧行のバランスを崩すとポストが減り、執行役員になれないかもしれない」と不安げに語るが、それ以上に気になるのは、同グループの執行役員の多 ………
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