西本願寺の大谷門主が「仏教界の現状」に苦言

2011年1月号 連載 [RELIGIOUS WORLD]

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11月下旬に出版された対談集『今、ここに生きる仏教』(平凡社)がベストセラーになっている。著者は大谷光真・浄土真宗本願寺派(西本願寺)門主と、東京工業大学准教授の上田紀行氏。日本最大級の伝統仏教教団のトップと、大学入試への出題の多さで知られる売れっ子文化人類学者の組み合わせ。その話題性ゆえ売れ行きがよいのは当然だが、それ以上に仏教のあり方を厳しく問う内容そのものが話題を呼んでいる。大谷門主曰く、「教団が、救済に寄与しなくなれば、存在理由が弱くなります。既成の仏教教団が弱体化しているのであれば、仏教そのものがこの時代に意味を失っているのか、仏教教団に属するものが真意を充分に明らかにしていない、体現していないかのどちらかでしょう」。一方、上田氏は、寺の後継者育成の問題を指摘し、「(仏教系大学で)他の学部の子が、仏教学部の学生を見て、こんな人が ………

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