朝日新聞「がんワクチン」で炎上

東大医科研のスター教授を糾弾した記事が、医学界や患者に総スカン。新聞協会賞も帳消しか。

2010年12月号 DEEP

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大阪地検特捜部検事による資料改竄のスクープで新聞協会賞を受賞したばかりの朝日新聞が、今や火だるまだ。発端は10月15日付朝刊1面の「がん治療ワクチン」報道で、関係者の抗議ばかりか、患者団体からも非難の一斉砲火を浴びている。問題の記事は左の通り。スクープ扱いで関連記事は社会面にも掲載され、「薬の開発優先批判免れない」と断罪調である。糾弾されたのは東京大学医科学研究所(東京・白金)と研究グループ教授、中村祐輔氏。翌日の社説でも「東大医科研 研究者の良心が問われる」とナチスの人体実験になぞらえて、その研究姿勢、研究体質を厳しく批判した。

ベンチャー企業の株価急落

朝日が批判している点はおよそ二つ。08年、東大医科研附属病院で「がんペプチドワクチン」の臨床試験中に膵臓がんの被験者に消化管出血が発生したが、病院内では「重篤な有害事象」と報告されながら、医科研が同種のワクチンを提 ………

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