加藤前国税庁長官「意外な転身」の舞台裏

2010年12月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

今年7月に国税庁長官を退官した財務省キャリア、加藤治彦氏(58)の再就職が霞が関の官庁街で話題になっている。財務省ナンバー2の国税庁長官が「第二の人生」のスタート先として選んだのは、経営コンサルタントの堀紘一氏が会長を務めるベンチャー企業向け経営コンサルティング会社「ドリームインキュベータ(DI)」の専任特別顧問。「官庁の中の官庁」と称される財務省のキャリア官僚の行き先としては、会社としての知名度はあまり高くない。この再就職、実は加藤氏自身が省外に築いた豊富な人脈から生まれたものなのだが、官僚の天下り禁止が徹底している昨今の霞が関では、再就職先がなかなか決まらない元キャリア組のやっかみもあってか、様々な憶測を呼んでいるようだ。加藤氏の再就職先、DIは「ボストンコンサルティンググループ」社長だった堀氏が2000年6月に設立した資本金46億円、社員70人あ ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。