ホテルのNHK受信料、また検査院腰砕け

2010年12月号 BUSINESS

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会計検査院がNHKに対する検査で、またぞろ「お目こぼし」をしたという証言が聞こえてきた。11月5日に内閣へ提出された決算検査報告では過去最高額を大きく更新する1兆7904億円(昨年の7倍超)に上る公金の無駄遣いを指摘したが、事業仕分けと同じく骨抜きにあった。部数と広告収入の激減から経費切り詰めに必死の新聞社や民放と違い、制作費や取材費などが今でも「大盤振る舞い」「使いたい放題」なのはNHKだけ。潤沢な受信料という公金に支えられる一方で、最近は受信料の徴収を徹底している。9月には初めて、受信料滞納の個人の財産を差し押さえる強制執行を実行した。そんなNHKに対して検査院が今回問題にしたのは、企業や役所など事業所からの徴収について。事業所では、設置したテレビ(受信機)一台一台に受信契約を結ぶという建前。それでは負担が大きかろうと、NHKは昨年2月から2台目以降の受信 ………

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