「民公派」と「自公派」が対立二つに割れる公明・創価学会

2010年12月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

衆院の補正予算採決で、公明党が反対に回った。「公明がいずれ民主党と組む方針であることに変わりはない。補正に反対したのは、民主を困らせ、来年の通常国会で公明の値打ちを吊り上げる作戦」(政界関係者)と揶揄される。公明に思惑があるのはもちろんだが、忘れてならないのは民公連携派と自公連携派の党内対立だ。「今の菅政権の姿というのは、世論から厳しく突きつけられているように、政治とカネの問題で積極的な対応を取り切れていない。外交の面でも失態を重ねている」と、公明党の山口那津男代表は補正反対の理由を述べる。参院選出の山口氏は民主との連携に前向きだったが、内閣支持率が急落し、もはや付き合いきれなくなった様子だ。一方、当初から、民主党への擦り寄りに反対しているのが、高木陽介選対委員長だ。創価大学出身の高木氏は学会中枢だけでなく組織のムードもつかんでいる。「 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。