2010年12月号 連載 [LOCAL EYE]
自民党の大村秀章衆院議員(比例東海ブロック)が事実上の出馬宣言に踏み切ったことで、来年2月6日が投開票の愛知県知事選の構図が固まった。自民党県連はすでに元総務省課長補佐の重徳和彦氏の擁立を決めており、前県連会長である大村氏の「造反」に衝撃を隠せない。大村氏を担ぎ出したのは、河村たかし名古屋市長。二人は、河村市長が民主党衆院議員だった時代から親交がある。自民が大敗した昨年の衆院選では大村氏も小選挙区で落選し、比例で復活当選した。今回の県知事選では自民県連から、愛知県下唯一の自民党衆院議員として呼び声が高かったが、大村氏は応じなかった。それゆえ無名の若手官僚、重徳氏が担ぎ出された経緯がある。ところが重徳氏は、自民党の推薦を受けずに、あえて「無所属」で出馬する。無党派層を取り込むため、政党色を薄めたほうがよいとの判断だが、知名度が低く、旗色が悪 ………
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