「東電増資」野村幹部が栄転気になる証券監視委の調査

2010年12月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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この秋、株式市場の話題をさらった東京電力による29年ぶりの公募増資。概算額4500億円の公募増資は間違いなく今年の最大規模であり、主幹事を務めた野村証券の実入りは大きかった。野村は早速、論功行賞人事を実施。素材・エネルギー・セクターで東電案件を掘り起こしたP氏が10月15日付でノムラ・シンガポール社長に栄転した。94年入社のP氏は就任時39歳。アジアの中核金融市場であるシンガポールの法人社長は、グローバルな役員級ポストであり、野村が買収したリーマン・ブラザーズ出身の若手実力者を凌駕するスピード出世のようだ。もともと野村は若手を抜擢する「キープヤング」路線を社風としており、「誰が社長候補になるかは40代で固まる」(同社幹部)。今回の人事もキープヤングが踏襲された結果だろう。他の国内金融機関の若手は「うちもあれぐらいの論功行賞をやれば、活気が出るのに」と羨望 ………

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