「社会保障改革検討本部」を仕切る幹部官僚の「評判」

2010年12月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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税と社会保障を一体的に改革する「政府・与党社会保障改革検討本部」(本部長・菅直人首相)の事務局として、内閣官房に設置された社会保障改革担当室に2人の官僚が派遣された。社会保障改革担当の内閣審議官に就任した、厚生労働省の香取照幸政策統括官(社会保障担当)と、財務省の向井治紀理財局次長である。社会保障改革検討本部は、仙谷由人官房長官が主導する組織。民主党の「税と社会保障の抜本改革調査会」(会長・藤井裕久元財務相)と連携し、社会保障と新年金制度、そして、その財源となる消費税を議論していく。その事務を取りしきる社会保障改革担当室には、財務省出身で税制に詳しい佐藤慎一内閣審議官もおり、菅政権の消費税論議の実務部隊となる。実は今回派遣された香取、向井の両氏は、麻生内閣で社会保障と税負担の在り方を議論した「安心社会実現会議」の事務方を務めた人物である ………

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