「不意打ち」5千億増資に東京電力株急落

2010年11月号 BUSINESS

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東京電力の株価に異変が起きたのは9月29日だった。一時は前日の終値2282円から下落することおよそ8%に及び、ザラ場で安値2090円、終値で2105円をつけた(10月12日現在の終値は1900円)。すべてそれはこの日、公募増資で最大5549億円を調達すると発表したからだった。それはそうだろう。同社29年ぶりの公募増資は、国内では今年最大規模であり、15%以上の株式希薄化を起こすのだから。しかし、株式市場が訝ったのは増資の規模もさることながら、増資そのものに対する「?」であった。増資発表のおよそ2週間前の13日、東電は20年度までの10年間を俯瞰した中期経営計画「2020ビジョン」を発表している。目玉は、清水正孝社長が「早く発表したくて仕方なかった」と言うほど力を込めた「グローバル化」にある。向こう10年で原発など低炭素化の国内事業に2.5兆円を投じるほか、海外でも、実績のある米国での ………

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