みんなの党に擦り寄る「大阪維新の会」の下心

2010年11月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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橋下徹大阪府知事率いるローカル政党「大阪維新の会」と、先の参院選で10議席を獲得したみんなの党が、来年4月の統一地方選に向けて、候補者の推薦や選挙区調整で連携することになった。もともと橋下知事は、山田宏前杉並区長や中田宏前横浜市長が率いる日本創新党と近く、道州制を唱えるみんなの党の渡辺喜美代表とも気脈を通じていた。参院選前に両党から連携の誘いを受けたものの「国政とは距離を置く」として支持政党を明らかにしなかった。これに対して渡辺代表は、「道州制などで考え方は近い。でも(橋下知事は)計算高いんですね。少数政党とやるより時の政権と関係をよくしたいんでしょう」と、皮肉交じりに語っていた。ところが、橋下知事はみんなの党が参院選で躍進すると一転、「一から百まで大賛成」とみんなの党を持ち上げ、連携を示唆。渡辺代表も「もっと早く言ってほしかった」と苦笑 ………

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