与党の味をしめた社民党 政権復帰に前のめり

2010年11月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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社民党内に政権復帰論が広がっている。社民党は5月末、鳩山由紀夫前首相の米軍普天間飛行場移設問題への対応を非難して政権を離脱したが、先の参院選では改選3議席から2議席に後退。福島瑞穂党首の求心力不足を示すように、その後、「ポスト福島」の筆頭だった辻元清美衆院議員が離党した。こうした中、福島党首も「党再建のため連立復帰はあり得る」と、周囲に漏らしており、別の幹部からも「このまま野党暮らしでは党が消滅する」「そろそろ連立復帰を考えたほうがいい」といった声が聞かれる。政権復帰のポイントは二つ。一つは、与党が臨時国会に提出する郵政改革法案の行方だ。民主党と連立を組む国民新党が命運を賭ける同法案は、参院での与党過半数割れという現状では成立への道は閉ざされている。このため国民新党は社民党に連立復帰を誘っている。衆院与党は民主、国民新両党を合わせて311議席 ………

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