2010年11月号 連載 [RELIGIOUS WORLD]
先祖供養を柱とする法華経系新宗教の妙智會教団が開教60周年を迎え、10月11、12日の両日、千葉市美浜区の幕張メッセで記念式典を開催した。式典には宗教界、政財界、学界の要人が集い、教団の勢力を示す一大イベントになった。妙智會が開教したのは、1950年10月12日。霊友会の幹部だった宮本ミツが、自らを会主とする新しい教団を創設した。現在も本部がある東京・代々木で行われた発会式に参加したのは百数十人。創始者の女婿である現会長、宮本丈靖氏の自伝『足りないながらも』によると、地元の代々木警察署長、代々木駅長らが来賓として招かれたという。それが60年後には一変する。同じ10月12日、記念式典に集まったのは、最大9千人収容の幕張メッセ・イベントホールを埋め尽くさんばかりの人、人、人。出席者によると、来賓にはユニセフ関係者のほか、世界の諸宗教指導者、さらに新宗教教団、仏教 ………
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