60億円とともに消えた英会話ELS代表

2010年10月号 DEEP

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ある企業の破産管財人を務める一人の弁護士が頭を抱えている。ある企業とは前号(「消息絶った『ヤクザマネー』覆面男のあがない」)でも触れた英会話学校「イー・エル・エス・ジャパン」、そしてその持ち株会社「グローバルヴィジョン」の2社である。本誌はこう書いた。「熊野〔裕介〕も窓口となり、来年にも株式公開するはずだった英会話学校ELSの持ち株会社、グローバルヴィジョンが破綻に追い込まれ、同社代表の倉品等も熊野と同じく行方不明になっている」この2社が東京地裁に自己破産の申請をしたのは昨年12月11日。米国法人ELSエデュケーショナルサービシズ社とのフランチャイズ契約で英会話学校を運営していた同社の最大のウリは「TOEFL免除で米国留学ができる」というものだった。新宿(東京)、札幌、名古屋、福岡に「ランゲージセンター」を開設し、2007年12月期には14億円を超える利益を出 ………

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