「原発大国ニッポン」は過去の幻影

主要各国の稼働率を比較すると、日本は最低。いくら技術力を自慢しても説得力はない。

2010年10月号 BUSINESS

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大山鳴動するも、鼠一匹姿を現さないのはなぜか。3月23日付の日本経済新聞朝刊が報じた、東芝と米マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ氏が手を組んで次世代原子炉を開発するという1面トップの記事を記憶している読者も多いだろう。その直後、東芝首脳は共同開発を検討している事実を認めたうえで「遠くない時期にMOU(覚書)を結ぶことになるだろう」と語り、共同出資会社の設立に強い意欲を示していた。あれから半年が過ぎたが、新会社の設立どころか、両社からは何ら具体的な動きが伝わってこない。守秘義務契約を結んでお互いの技術を開示し、100年間燃料交換が不要な夢の次世代原子炉「TWR」を世に送り出すはずが、話し合いは遅々として進んでいないようだ。日経報道の前、ゲイツ氏は極秘に来日して横浜市内にある東芝の研究開発施設を視察。東芝の技術力を高く評価し、自らが出資するベンチャー ………

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